
INTERVIEWサービス開発を一緒に伴走してくれる
心強いメンターです
cotoba system(α) / 言語聴覚士からサービスを受けたい方をオンライン上でつなぐデジタルサービス
ファーストハンドコミュニケーション プロジェクトマネージャー 矢崎さま
矢崎さん(ファーストハンドコミュニケーション)
ラジコードでは、既存のシステム開発のほかに、開発前段階からコンサルティングするサービス『STANDARD(スタートダッシュプラン)』の提供をしています。当サービスでは、一体どんな価値を提供しているのでしょうか?
今回はお客様の声として代表・矢崎さんにお話を伺いました。プロジェクトを通して得られたメリット、印象的なこと、他のベンダーとの違いなど幅広くお話をうかがいました。
ファーストハンドコミュニケーションから見たラジコードの魅力
- 一緒に伴走してくれる心強いメンタ―
- 技術的なことはもちろん、経営・マーケティングなど幅広い知見がある
- 「作っておしまい」ではなく、サービスを共に育てていく目線
プロジェクト開始時からの課題
まず御社について教えてください。
沖縄県石垣島で、障害者デイサービス・児童発達支援・放課後等デイサービスなどの施設の運営をしています。メイン事業は、コミュニケーションに課題を持つ子どもたちへの言語聴覚士による専門的支援の提供です。
いま、言語聴覚士の支援を必要とする子どもたちが増えていることをご存じでしょうか?
知的発達は変わらないけれど、ことばによるコミュニケーションに問題を抱える子どもが増えているのです。その背景には、スマートフォンの台頭によって、親子間のコミュニケーションが希薄になったこと。地域社会の中で子ども同士のコミュニケーションが減少したことなどが挙げられます。結果、対人コミュニケーションに問題があって、社会的標準値が低い子どもたちが増加傾向にあるのです。
一方、言語聴覚士を取り巻く環境としては、国の制度に大きく左右されてしまう側面を持っています。そのため欧米諸国に比べて、日本は10年以上も遅れをとっています。
例えば、外国だと患者さんにオンラインでリハビリを施すのが主流となっていますが、日本ではなかなかそれが浸透しません。こうした課題感を目の当たりにして、オンライン上でもっと気軽に言語聴覚士の専門的支援を受けさせてあげられないだろうか?そう考えたのがサービス開発をしようと思った動機です。
※言語聴覚士:ことばによるコミュニケーションに問題がある方に、専門的サービスを提供して、より良く生きるための支援をする職種。

プロジェクトの状況
そこからどういった経緯で、ラジコードにご依頼されたのでしょうか?
ある日たまたま、ポッドキャスト『PROTOTYPE.FM』(※1)でラジコード代表・小寺さんがサービス開発に関するお話をされているのを聞きました。「作っておしまいではなくて、一緒に寄り添う開発スタイルをしている」という言葉が非常に印象的で、それで思い切って問い合わせてみたのです。
昨年6月くらいにお付き合いをはじめてから、大体1年くらい経ちますね。私が当初思い描いていた言語聴覚士のサービスは、金額面でも負担が大きく、開発も長期間を要するものでした。
それを色々アドバイス頂きながら、本当に必要なものだけを厳選していって、まずはMVP(※2)として簡単に手元で動くものを作っています。技術的な支援はもちろんですが、ビジネスアイデアについて相談することも多く、毎回多様なテーマを楽しく議論させて頂いています。
※1 ポッドキャスト『PROTOTYPE.FM』: リモートでのチームマネジメントを円滑にする「ラジログ」小寺裕貴
※2 MVP(Minimum Viable Productの略。顧客に価値を提供できる最小限のプロダクトのこと

どういったサービスを作られているのですか?
言語聴覚士からサービスを受けたい方を、オンライン上でつなぐデジタルサービスです。また、言語聴覚士がセッションに必要なツールを一括管理できる専用システムも兼ね揃えたものにしたいと思っています。
冒頭で申し上げましたが、今言語聴覚士の支援を必要とする人が増えている一方で、場所や制度の問題で、サービスの恩恵が受けられない人が多くいます。オンライン化することで、サービスを受けられる人の間口が広がると考えています。
また言語聴覚士は女性が多い職業ですが、妊娠・出産などのライフイベントを迎えてもずっと働き続けられるようなシステムを作りたいですね。現状なかなかこうしたサービスがないため、業界にインパクトを与えられるものを作りたいです。
プロジェクトの状況はどうですか?
現在MVPを作っておりまして、まずは年内無料のベータ版を打ち出してみようと考えています。ユーザーが100名を超えた時点で、本格的なシステム開発に乗り出し、収益化を図ろうと考えています。
来年6月に言語聴覚士の学会があるのですが、その場でサービス開発の成果発表と同時に、正式版リリースの報告もしたいですね。
プロジェクトで印象的だったのはどんなことですか?
「実際の現場を見たい」と言って、一度石垣島までいらっしゃったことがありました。また石垣島からさらに南西部に位置する西表島まで行き、全く言語聴覚士がいない環境をわざわざ体感しながら、色々と根掘り葉掘りヒアリングされるのです。
正直「そこまでやるのか」と思いましたね。実際に自分達の肌で感じながら腹落ちさせるやり方は、従来のシステム開発会社ではなかなか目にしない、ラジコード独自の開発スタイルでしょうね。
また今となっては、現役の言語聴覚士と同じレベルで会話できるくらいになっているのではないでしょうか。最初は我々の業界のことはあまり詳しく無かったはずですが、会話を重ねるにつれてどんどん焦点が合ってくるのを感じました。

プロジェクト開始時からの変化
プロジェクト開始時からの変化はありますか?
夢に思い描いていたことが、着実に前進している感覚があります。
実は数年前、有志で人を集めてサービス開発に乗り出したこともありました。しかし、各々の仕事が忙しくて途中から上手くいかなくなってしまったのです。
いま確実に前進していると言えるのは、「それぞれのフェーズにおいて何が必要か?」「どんなことに気をつければいいか?」をラジコードさんが都度提示してくれているためです。
技術面だけでなく、新規サービスを開発する上で重要なサポート体制・オペレーション・マーケティングに関しても並行して支援いただいております。おかげさまで、やっといまレールに乗れた感覚があります。
矢崎さんが思うラジコードの魅力
ラジコードの良さはどんなところでしょうか?
まず一般的なシステム開発会社は、クライアントの要望を聞いて「じゃあ予算はこれくらいですね」と金額提示してプロジェクトを開始する所が多いと思います。
けれどラジコードさんは、開発予算を提示する以前にそもそもサービスが成功する可能性があるかどうかを検証するんです。つまり、売れるかどうかがわからない状態で開発に着手しないのです。これは「目の前のお客さんに、自分達は何を提供できるのだろうか?」を真剣に考えているからこその視点ではないでしょうか。その点が、すごいなーと思いましたね。
ただ売れればいいものづくりを良しとしない姿勢は、100%の信頼をもってお付き合いができます。
また技術的なことはもちろん、経営面など幅広い知見があるので、困りごとがあった際にすぐ相談できるのは心強いですね。サービスを作っていく過程で、世の中のニーズが変わったり、サービス自体の存続が危ぶまれたりするケースもあります。しかし、共にサービスを育てる目線でいてくれると、そうした危機も一緒に乗り越えられます。
ちなみに、ラジコードさんは色々とアドバイスをくれるものの「こうしたらいい」など上からものを言わないのです。あくまで主導権はこちらが握るし、自ら答えを引き出せるように先導してくださるのです。コーチング的なアプローチに近いため、私は勝手にメンターと呼んでいます(笑)。
最後に
ファーストハンドコミュニケーションの矢崎さんに、ラジコードとの取り組みの中で感じていただいていることをお聞きしました。
余談で、「60代以上のインターンを募集することがあったら、声をかけてください!」とお話して下さった矢崎さん。それだけラジコードの技術力を魅力に思ってくださるのだと嬉しくなりました。「ラジコード60's」が発足した際には、一番にお声がけさせていただきます!